ニキビ 芯
読了までの目安時間:約
4分
ニキビの芯を「コメド」というのは、もうご存知ですか?
顔にブツブツとできる、ニキビの比較的初期の段階に現れるものです。
よく、この「にきびの芯を取るのは悪化するのでダメ!」と言われてきました。
本当のところは、どうなのでしょう?
にきびの芯について、くわしく調べてみました!
【ニキビの成長過程】
にきびには、目で見て分かる4つの段階があります。
その手前で、肌表面の柔軟性が損なわれ、毛穴の周りが固くなって、皮脂が溜まりやすい環境になっています。
この状況を作る前に、日ごろからの保湿ケアを心掛けたいのですが、この時期を過ぎるといよいよ目視できる症状に移ります。
1:白ニキビ
角栓によって毛穴の出口が塞がれ、内側に皮脂が行き場を失った状態で溜まってきます。
この角栓がコメド、つまり芯です。
勘違いしている人の中には、内容物(膿や皮脂)を、芯だと考えていることもあるようなので、気を付けてくださいね。
2:黒ニキビ
内側に溜まった皮脂が酸化して、汚れとなり、黒いポツポツとなって現れる時期。
「毛穴汚れ」とも言われたりしますね。
この2段階までならば、皮膚科での治療もとても簡単なのだそうです。
「面ぼう圧出」という方法で、芯を取り除くのが主な治療法。
3:赤ニキビ
酸化した溜まった皮脂に、細菌が住み着いて繁殖を始めると、内側から炎症を起こしてきます。
この状態が、一般的に見慣れた「ニキビ」でしょう。
この状態は、すでに悪化してしまっている状態なので、むやみに触ったり潰したりしてはいけないそうです。
4:黄ニキビ
にきびが酷くなって、膿を持ち、それが表面に現れてきた状態です。
おそらく、進行状況の中で、一番痛みもあるし、デリケートな状態といえるでしょう。
ここまできたら、芯どころの話ではありません。
くれぐれも誤った知識で、この膿を絞り出すようなことはしないでくださいね。
【ニキビの芯は取った方がいい?】
ニキビの芯とは、角栓(コメド)のことですが、最近では「取った方がいい」という意見を、ネット上で見かけます。
しかし、よく調べてみると、皮膚科医では今もセルフケアを、勧めてはいませんね。
つまり、それが簡単に処理ができるコメドなのか、それともすでに雑菌に侵されているのか、素人では判断しにくいということ。
そして、上手に取れたとしても、その後のケアをしっかりできないならば、かえって悪化させてしまう恐れがあるからのようです。
市販のケアグッズには、芯を剥がし取るテープタイプのものや、ピーリングで削り取るタイプのものなど、いろいろありますよね。
どのタイミングで、何を使うか・・・迷うようならば、やはり皮膚科へ行くべきでしょう。
くれぐれも、爪や指先で芯を絞り出すことは、控えてくださいね!
コメントフォーム