大人ニキビ
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いつ頃からでしょう、ニキビが「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」というように、分けて呼ばれ始めたのは。
昔は、ニキビといえばまさに青春のシンボル、10代に向けて使う言葉でした。
では、20代以上にはニキビはできなかったのか?というと、さにあらず。
大人ニキビではなく、「吹き出物」という言い方の違いはあっても、やはりブツブツとできていました。
日本人の美意識が高まり、同じように美容科学の研究も進んで、それを情報として私たちは深く知ることが容易になりました。
すると、ニキビは「青春のシンボル」だなどと言っていられない厄介な肌トラブルであることを、誰もが自覚するようになったのです。
そして「吹き出物」と呼んでいたものも、ニキビの正式名称の尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)であることを知りました。
そして問題はここからです。
10代にできるニキビと、20代を過ぎてもできるニキビでは、病名は同じでも原因が違っているわけですよね。
そこで、便宜上10代を「思春期ニキビ」として、それ以外は「大人ニキビ」と呼ぶようになったのだと思われます。
ニキビであることを、まずは自覚しなくては、改善するモチベーションも上がらないというところでしょうか。
10代の思春期ニキビの原因
・ホルモンバランスの乱れや、成長ホルモンによるもの
・皮脂の過剰分泌によるもの
・おでこや鼻回りに主に発生している
大人ニキビの原因
・ホルモンバランスの乱れによるもの
・乾燥による皮脂分泌
・ストレス
・生活習慣
・頬や口周り、フェイスラインにできやすい
大人ニキビの原因は、実に様々な要因が重なり合ってできるので、それぞれに応じた対策が必要となってきます。
また、加齢による肌の修復力の低下から、ニキビ跡が長く残ってしまうケースも心配になります。
大人ニキビを、単なる「吹き出物」として片付けてしまうのは、実はとってもキケン!
10代の頃はニキビと無縁だった人も、社会人になってから大人ニキビで悩んでいるという話もよく聞きますよね。
そういう人こそ、最も注意が必要かもしれません。
というのも、ニキビ経験が無いために、正しいニキビケアの知識を持ち合わせていなかったり、どうしていいか分からず、ニキビを放置してしまうことも。
30代でも40代でも油断のならない大人ニキビには、10代の時とは違うアプローチで、自分に合ったニキビケアをしていきましょう。
また、知識と情報を得る努力と、それらを精査する冷静さも、大人としては欲しいところです!
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